齋藤勝裕『科学者になるための本』【本の感想】
この本のタイトルを見たとき、普通っぽいけど何か違う感じがすると思いました。
科学者ではなく化学者なので、そういった分野を目指す人に向けての就職先や、学び場所の連絡先が載っているんだろうなと推察して手に取りました。
中を見ると、そういったものは、一切ありませんでした。
代わりに「化学者とは何か」から始まり、「化学を学ぶためには」から「一流の化学者になるためには」まで、ほぼ文章だけで説明が書かれています。
さらに、本文の文章が面白いです。学生にも読めるように堅苦しくない形式で述べられている内容を見て、読み物としても面白かったです。
この本の初版は2022年9月です。
隅田英一郎『AI翻訳革命』【本の感想】
日本では英語学習が大事という価値観が、何十年も言われています。
ここ近年でも、テレビ番組で英語についてのクイズが、週に何番組かは出題されていると思います。
生活で使う英語には「読み書き」と「会話」に分かれていて、周りに英語を話す人のいない環境では、「読み書き」の方がメインになると思います。
私は英語の単語や、短い会話なら何とかなりますが、本やニュース記事の文章が英語で表記されていた場合は「お手上げ」となります。
しかし、最近はパソコンやスマホで自動翻訳をしてくれる場合があり、そんな時には、ありがたみを感じます。
今回取り上げる本では、AIを取り入れた自動翻訳について述べています。
英語教育についても言及している部分があるので、英語学習や自動翻訳について興味がある人には、この本は向いていると思います。
この本の初版は2022年8月です。
タイチョー:著、みぞぐちともや:イラスト『消防レスキュー隊員が教える誰でもできる防災辞典』【本の感想】
「災害とは?」と聞かれて、何を思い浮かべるでしょうか?
台風や地震、津波といった自然災害から、火事や事故といったものが考えられます。
そういった災害に出合った時に、どのような対処をすればよいかを、まとめて教えてくれるのが、今回紹介する本です。
著者は元レスキュー隊員として、事案別に防災への対処方法を教えてくれます。
普段よく聞く内容や、意外な事まで、広い範囲を扱っています。
ページには、わかりやすい写真やイラストで説明がありますし、著者のYouTubeでも詳しく紹介していると思いますので、気になった所は補えると思います。
この本の後半には、自分で思っていなかった災害も取り上げられていたので、感心しました。
この本の初版は2022年8月です。
後田良輔『ミスを最大のチャンスに変えるリカバリーの技術』【本の感想】
生きている間には、多くの選択をしています。
朝起きてから寝る寸前まで、意識・無意識かかわらず選択していると思います。
選択の結果が、正しいか、そうでないかは、その時々によって違います。
結果的に間違いであった、すなわちミスになる事は、ゼロにはならないと思います。
仕事中にミスが起こった場合には、その後の対応で、違いが出ると思います。
今回読んだ本では、ミスが大事にならない、さらには良い方向に向かうかもしれない方法を紹介しています。
本の中のアイデアは多いので、参考になると思いました。
この本の初版は2022年6月です。
農文協:編『農家が教える わくわくマメつくり』【本の感想】
豆は好きです。特に、豆の味が好きです。
豆を加工したものよりも、豆そのものを食べるのが好きです。
そんな豆好きな私が、この本を手に取りました。
ページを開くと、豆の写真、豆のイラスト、豆の育て方、豆を使った料理のレシピなど、マメが溢れています。
この本を読んで、良いひと時が過ごせました。
この本の初版は2022年8月です。