なかたにもとこ『クイリングアートブック』【本の感想】
この本を見かけたとき、ほぼ正方形で、冊子としてもコンパクトだったので、子供向けの絵本の大きさに感じました。
表紙を見ると、ト音記号のような形で、輪郭線が壁の様に少し立ち上がっていて、その中の部分に、渦巻きのような物を配置してある写真となっていました。
「これは何だろう」と思い、本のページを見ると、紙を使ったアートの一種で、クイリングという技法が使われているようです。
細長いテープ状の紙を巻き取って、渦巻きの形をそのまま使ったり、全体を潰して目の形にしたりして使ったりします。
テープを折り曲げる時は、先にカッターなどで表面に少し切り込みを入れて、方向性を促す手法は驚きました。
また、曲線を生かすことで、花の形を作り出したり、様々な絵を少し厚みがあるように感じさせることができるので、発送の豊かな人は楽しいだろうなと思いました。
私も本を見て、基本的な形(タイトサークル)を作ってみました。
紙を巻き付けてみると、結構しっかりした渦巻きが出来て、嬉しくなりました。
続けていくうちに、時間を忘れてしまいます。
この本の初版は2019年12月です。