石井光太『どうしたらいいかわからない君のための 人生の歩きかた図鑑』【本の感想】
この本は、子供・青少年の身の回りに起こりうる様々な問題について、どのようなものがあるかを解説し、その問題に対して、どうしたらよいか提案しているものです。
内容は多岐に渡り、それぞれの問題についての解説が、基本的なことから丁寧に行われています。
どの世代にも理解できるように文章を書くことは案外難しいのですが、この本を読んで理解できない内容はありませんでした。
そして、著者や文中で紹介文を書いている人たちは、この本を読んでいる問題のある子どもに向けて、必ず解決する方法があるので、身近な大人や専門機関に相談してと語りかけています。
この本を作っている大人たちは、自分たちが昔、どうしていいかわからなかった過去を持っていたそうです。
私も一時ですが、そんな時期がありました。これからも、どうしていいかわからない状態になるかもしれません。
そんな時は、この本の作者の様に、必ず解決する方法があると思いながら過ごそうと思います。