越野弘文『懐かしの昭和ドライブイン』【本の感想】

　私は昭和生まれです。子供の頃はドライブインと呼ばれる施設（道の駅のような存在）に立ち寄る事があれば、食事をしたり、自動販売機を使用したり、中にあるゲーム機で遊んだりしていました。

　私の郷里では、ゲーム（お金を払って遊ぶアーケードゲームのようなもの）はゲームセンターよりもドライブインで遊ぶことが多かったです。

　その郷愁を呼び起こされるアイテムとして、この本を手に取りました。

　この本では、全国にあるドライブインのうち、特に「昭和」時代を感じさせる施設を取材し、豊富な写真とともに紹介しています。 

　私が訪れたことのあるドライブインも紹介されていました。

　中には、もう閉店している所もありますが、営業当時の写真を掲載して紹介されています。

　この本の初版は2019年7月ですが、ドライブインは今後減る状況です。もし紹介された所に行きたいと思ったら 、一日でも早く訪れることをお勧めします。

　昭和時代への思いを馳せながら、思い出を振り返る時間を持てた良い本でした。