Angry Video Game Nerd Adventures【ゲームの感想】
クソゲーです。以上。
Angry video game Nerdは、わかる人には知られているゲーム批評番組の事だ。
主人公が毎回クソゲーをプレイして、その糞レベルを様々な表現で伝えてくれる動画を見た人も多いだろう。
そんなクソゲー番組がゲーム化されたものなら、さぞかし改善点を考慮した良作を期待してしまう。
ところが、出てきたものは、さらなるクソゲーなのだった…
ストーリーは、番組スタッフがクソゲーの中に引きずり込まれてしまったという感じで、唐突に始まる。
主人公は手に銃を構えていて、弾を発射して敵を倒しつつ、迷路のような道中を進んでいくというものだ。
操作性は悪いわけではないので、プレイヤーが自分のミスで失敗したと思うと、イライラするだろう。
大丈夫。あなたは悪くない。悪いのはこのゲームのレベルデザインをしたヤツだ。
ちなみに、このゲーム、とにかくよく死ぬ。
まず自分の体力はビールの瓶で表示され、3回敵や棘に当たると死亡。
もちろん地面の穴に落ちると死亡。
また、ドクロマークのブロックに接触したら即死亡。
死んだらチェックポイント(トースター型のNES)から復活できるが、敵の配置が陰険で、殺しにかかってくる。
主人公が訪れる世界は多岐に渡るが、8面をクリアした後、最終面に行くのはロックマンのような感じだ。
ステージをくまなく探すと、隠れたキャラクターを見つけることがあり、そのキャラを使用して道中を楽に進むことができる。
ギター(障害物を貫通する攻撃)と、ジャンプ力が高いお兄さんは必ず見つけ出そう。
最終面まで役に立つぞ。
他にも、番組を見た人にはおなじみのゲームをモチーフにした場面や敵が登場する。ゲームの知識があればさらに楽しめること請け合いだ。
このゲームを楽しめるのは、忍耐力のある好事家ぐらいしかいないのではないか。
私は難易度normalをクリアするだけで、充分に楽しめたので、腕に自信のある強者は、ぜひ高難易度をクリアしてほしい。