野澤幸司『同僚は宇宙人』【本の感想】
自分と他人の違いについて、誰しも考えたことがあると思います。
姿かたちの違いは勿論、言動や趣味嗜好といった性格的なものや、癖なども目立つところです。
家族や友人も、一人ひとり違いがあります。その違いから、自分自身について、わかることもあります。
私も他人との違いについて、思い悩んだ時期がありました。
いつの間にか悩みは感じなくなりましたが、悩みが解消した時点で、その悩みは記憶から薄れていくように思えます。
そして、忘れたころに「そういえば、悩んでいた時期もあったなぁ」と気付く感じです。
この本では、職場における同僚や上司からとの人間関係において、モヤモヤすることを取り上げています。
そして、そういった行動をする人物を「宇宙人」と定義しています。
これは、自分と星(性格や許容レベル)が違う人、という意味なのでしょう。
本の中では、様々な宇宙人が現れます。読んでいけば、必ず、「ああ、こんな人いるよね」と思う事でしょう。
宇宙人を表現したイラストや漫画も、固すぎず柔らかすぎずで良い感じでした。
仕事の人間関係でちょっと疲れたときに、気分転換で読めば、気が楽になる本だと思います。
この本の2019年1月です。