ゴッドスレイヤー はるか天空のソナタ【ゲームの感想】
私はテレビゲームを遊んでいて、途中で先に進めなくなると嫌になる。
ゲームの性質上、困難な個所を作っておかないと、エンドまで辿り着いて製品寿命が終わってしまう。
そこは分かっているのだが、チャレンジしても無理と思うと、諦めることが多くなった。
この世にはゲームは数限りなくあるので、今のゲームを遊び続けなくても良い状況となっている。
諦めて他のゲームを始めると、先に進めなくて悔しいとか、ストーリーの続きを知りたい気持ちは、すっかり忘れる。
それでも、過去に諦めたゲームの中で、「このゲームは終わりまで遊んでみたい」と思うものもあった。
今回取り上げるゲームも、そんな思い出のゲームである。
このゲームは、もともと初代ファミコンのソフトで、ジャンルはアクションRPGだった。
自分は昔、暇な時間はファミコンのソフトを山積みして、上から順に遊ぶという生活をしていた。
途中で行き詰まったら、他のソフトに交換して、その日は遊ばない。
ソフトをクリアしたら、中古屋に売って次のソフトを買う資金にする。
良質なゲームは、終わらせるのが早かったので、すぐに売ってしまう。
結局、部屋に残ったのは、手の付けられないクソゲーだらけになっていた。
そんなクリアできないクソゲーの山の中で、異彩を放っていたのが、このゲームだった。
このゲームは、操作性が良好で、内容も文句をつける所がなかったが、当時どうしても先に進めなかった。
マップの中で行っていない所があるのか、話をしていない人物がいたのか定かではない。
このゲームが出た当時は、田舎すぎて攻略本が手に入らなかった。
たのみのゲーム雑誌の攻略情報も、発売から日が経っていて、どの号に載っているかも判らず、「詰み」の状態になってしまった。
ただ、このゲームを最後までクリアしたいなという気持ちが、頭の隅に残っていたのか、先日「SNK 40th Anniversary Collection」を入手した時、このゲームが収録されているのを見つけて、遊んでみる気になった。
今度は、インターネットで攻略情報が手に入るので、問題なく遊べるだろう。
最後まで遊んだ結果、心情的には満足した。
攻略情報が無ければ最後まで辿り着けなかったと思う。
死ぬまでに自分の手でプレイしてエンディングを見たいゲームは、他にもあるので、縁があったらチャレンジしたい。