岡野絹枝(編集代表)『よくわかる社会人の基礎知識 ~マナー・文書・仕事のキホン~ 』【本の感想】
何事も基本が大事と言われます。
私は今まで何となく過ごしてきましたが、人生をいかに生きるかを考える機会がありましたので、この本を手に取る気になりました。
この本は、社会人=職業人と考え、自分の人生において職業キャリアを積み上げていく為に必要な基礎的な知識を伝える事を目的にしているようです。
第1部は「職場とコミュニケーションとビジネスマナー」、第2部は「仕事の仕方とビジネス文書」です。
内容は、知っている人から見れば、取るに足らない事かもしれませんが、どの職業にも当てはまるように編集された構成には好感が持てます。
(巻末に記載されている、引用・参考文献の数からも伺えます。)
また、この本は2019年4月の初版ですので、ビジネスに使いそうな用語集に、最近の用語も取り上げられています。
(「インバウンド」「シンギュラリティ」など)
私はCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任のこと)という言葉を最近耳にしたので、「この本とは縁があった」と感じました。
この本はB5判の大きさなので、イラストによる説明のレイアウトも無理なく仕上がっていて、家でじっくり読みたい時に手に取りやすかったです。
一冊でビジネスの基本についてわかる紙の本が欲しい人には向いていると思います。